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【第19回】孔子と有坐の器

  かやぶき屋根建物の庫裏(くり)の前に『有坐の器』があるのをご存じですか。

この器は、館林市在住で現代の名工に選ばれた鍛金師である針生清司(はりう せいじ)さんが製作して、寄贈されたものです。

空の時には傾いているこの器は、少し水を入れるとまっすぐになり、八分目を超えて入れすぎるとひっくり返ります。

孔子が理想とした中庸(ちゅうよう)がよいことを教え、常に座右に置いて学ぶべきものであるとして『有坐の器』と呼ばれています。

足利学校では、この由来が書かれた『孔子家語(こうしけご)』や場面が描かれた『孔子観欹器図(こうしかんききず)』を所蔵しています。

楽しみながら孔子の教えである中庸を学べる『有坐の器』、皆さんもぜひ体験してください。

※この内容は、足利市広報紙『あしかがみ』2021年9月号に掲載されています。


      有坐の器の写真  

      有坐の器


掲載日 令和5年2月1日 更新日 令和5年5月6日
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