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【第21回】足利学校の教科書

  同校の繁栄を築いた上杉憲実は、儒学を中心に教えるべきとし、教科書として三註(さんちゅう)(千字文註・蒙求註・故曽註)、四書(論語・大学・中庸・孟子)、六経(りくけい)(易経・詩経・書経・礼記・春秋・楽経)、史記、文選などをあげています。

それぞれ儒学の祖である孔子の著書や、孔子やその弟子のことば、中国の歴史や手本となる文章などを集めた本です。

同校に来た学徒達は、これらを書写して自分の教科書を作り、自らの学びや講義で教わった解釈を書き込みました。

『史記』は、中国の歴史や人物史を集めた本で、右下写真には春秋と漢の名医・扁鵲(へんじゃく)と倉公(そうこう)の伝記が書かれています。

これらは、同校遺蹟図書館で開催中の『教科書の歴史展』で展示されています。

※この内容は、足利市広報紙『あしかがみ』2022年1月号に掲載されています。


      史記の写真  


掲載日 令和5年2月1日 更新日 令和5年5月6日
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