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紙本淡彩 草雲自画像(田崎草雲筆) (しほんたんさい そううんじがぞう たざきそううんひつ)

印刷用ページを表示する掲載日:2022年6月12日更新

 いずれの作品も、草雲の風貌と精神を、無雑作の程に表現しており、その描線は流暢で、自画像を生気あるものにしている。


草雲酸味之図(草雲自画像)

草雲酸味之図

 縦33.5センチメートル 横24.0センチメートル 明治時代

 「三聖酢を味う」の故事を念頭においての自画像であろう。
 口を尖らせ、両ほほをへこませ、片方の眼を少し小さくしている。
 細い線を用いてユーモラスに老人の顔を画いている。左上に「草雲酸味之像」の自賛がある。


草雲老人自画像(草雲自画像)

草雲老人自画像

 縦26.7センチメートル 横24.2センチメートル 明治時代

 眉を心持しかめ、両眼を大きく見開き、鼻孔をふくらませ、口を固く結んでいる。
 広い額、太いくび、頑健、偉丈夫の風貌である。
 「もし我を恋ふものあらば是を見よ、三国一の色男なり」「草雲老人自面像」の自賛がある。


草雲陀仏自画像(草雲自画像)

草雲陀仏自画像

 縦27.8センチメートル 横32.0センチメートル 明治時代

 半裸にて瓔珞をかけ、筆硯紙墨を前にして胡坐している。頭髪は己に尠く年老いているが、肉体は強靭にみえる。背後に頭光を画き「草雲陀佛自画」と自賛した戯画である。