JavaScriptが無効のため、文字の大きさ・背景色を変更する機能を使用できません。
本文
紙本墨画淡彩 縦175.5センチメートル 横59.5センチメートル
岩壁の間を大きな滝が落下し、滝つぼから溢れ出た水が溪流となって流れる様子を、従者を伴った二人の人物が眺めている。
また、山道を一人の人物が昇っている。その行き先と思われる楼屋では、友人を待つかのように、もう一人の人物が詩作にふけっている。
樹木、山容の表現は堅実で、靄ガイ(あいがい、ガイはがんだれの中に圭)の画力を示す傑作の一つである。
右上部に「秋山瀑布 庚子秋八月 写於晩山房 疎林外史」の落款がある。