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本文
縦147.0センチメートル 横70.0センチメートル
爽かな青松が影を落とす静かな山あいの湖上に、一艘の舟が浮かんでいる。船頭は竿を立てて休み、もう一人の人物が鶴に餌を与えている。
本作は、田崎草雲が82歳のときに描いた作品である。
南画の本領ともいうべき枯淡な味が充分に表現された作品でり、田崎草雲が80歳を越えてはじめて到達した画境を示す、傑作のひとつといえる。