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本文
『赤城録』(和綴紙本)所収
縦 27.2cm / 横 19.5cm 江戸時代
赤城録は、国定忠治の肖像を口絵として描き、忠治の伝記を記した小冊子である。
腰に長刀を一本差した忠治が、立膝で右腕をまくり、前面に並ぶ子分達ににらみをきかせている如き風情である。いかにも骨太な賭魁忠治の姿をよく捉えている。小さな画面にも細筆でかなり入念な人物描写があり、筆致は的確である。