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本文
縦 130.0 / 横 51.0 江戸時代
岡本秋暉は江戸の人、大西圭斎に師事し、圭斎没後、渡辺崋山に学び筆技おおいに進み、
特に花鳥画をもって一家をなした。
のちに故あって、小田原藩、大久保候に仕えた。
夫人は、上州矢場川村大町、斎藤の女で、この図は斎藤家に寄寓中の作である。
孔雀は、秋暉の最も得意とするもので、雌雄を鋭い筆致で描き、岩下にバラの花を配し岩絵具を巧みに使用している。
孔雀の尾羽根の宝珠は特に色調美しく、構図もすぐれている。