足利市洪水・土砂災害ハザードマップ(わが家と地域の防災対策)
火災対策
日頃の安全対策
火災を防ぐポイント
- 家のまわりに燃えやすいものを置きません。
- 火がついているコンロから離れるときは、必ず火を消してください。
- たこ足配線をせず、コンセントのまわりをときどき掃除してください。
- カーテンなどは防炎品を使ってください。
住宅用火災警報器
- 住宅用火災警報器の設置は法律で決められています。
基本的な設置場所は、寝室(ベッドルーム)と寝室がある階の階段の上の方(1階の階段は除く)ですが、ほかの場所にも設置が必要になることがあります。
初期消火の3原則
- 早く知らせる
「火事だ!」と大きな声で隣の家や近く人に知らせます。
声が出ないときは、鍋など音の出るものをたたくなどして、異変を知らせてください。
小さな火事でも救急・消防へ連絡します。 - 早く消火する
火元の近くに消火器を常備してください。
油鍋やストーブからの出火で消火器がないときは、濡らしたシーツや毛布を手前からかぶせて空気を遮断してください。 - 早く逃げる
天井に火が燃え移ったら消火は困難です。無理をせずに逃げます。
可能であれば、逃げるときに燃えている部屋の窓やドアを閉めて空気を遮断してください。
消火器の使い方
- 安全ピンに指をかけ、ピンを上に引き抜きます。
- ホースを外して火元に向けます。
- レバーを強く握り、火の根元をはくように噴射します。
※消火器を使うと、消化剤が充満して何も見えなくなりますので、出口を確認してから使ってください。
避難時の注意点
- 煙を吸い込まないように、ハンカチなどで口をおおい、姿勢を低くします。
- 服装や持ち物にこだわらず、できるだけ早く逃げます。
- いったん逃げ出したら、再び中には戻りません。
自主防災組織の活動
大きな災害が起こったときは、消防などの防災機関が十分に対応することができないことがあります。
自主防災組織は、「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識を持って、地域の人たちが自分から防災活動を行なう組織です。
足利市では「自主防災会」と呼んでいます。市内のすべての自治会に結成されています。
平常時の活動
- 防災知識の普及・啓発をします。
- 地域内の危険なところや問題点を把握します。
- 防災訓練を行ない、防災活動に必要な知識、技術を身につけます。
- 防災資機材を準備し、定期的に点検します。
- 地域連絡網を作り、情報をお知らせできるように努めます。
災害が起こった時の活動
- 出火防止や初期消火活動をします。
- 避難誘導や救出・救護活動をします。
- 公的機関と連絡を取り、住民に正しい情報を伝えます。
- 避難所の自主的な運営をサポートします。
要配慮者への対応
要配慮者とは、避難する際にまわりの助けを必要とする人たちのことです。
要配慮者の対象となるのは、高齢者、赤ちゃんや小さいこども、病気や障がいのある人、お腹に赤ちゃんがいる人や産んだばかりの人、外国の人等です。
平常時の活動
- 日ごろからコミュニケーションをとることで、災害が起こった時に円滑な支援活動ができます。
- 要配慮者の立場になって、地域内の避難場所の環境を見直しましょう。
災害が起こった時の活動
- 自分の身体を守ることがむずかしい要配慮者には、まわりの人と助け合いながら避難誘導をしてください。
- 紙にペンで書いて見せることや身ぶり手ぶりなど、相手に合わせて情報をつたえてください。
自助・共助・公助
大きな災害が起ったときには、すべての現場に公的機関がすばやく行くことは難しいと考えられます。これまでの災害の教訓からも、被害にあったらまず自分で自分の命を守り(自助)、その後地域の人たちと助け合いながら被害を軽くし(共助)、行政・消防・警察などの支援(公助)を待つことが望ましいです。
自助
自分(家族)の命・からだを自分で守る
- 地域の地震や風や水の災害の危険を知ります。
- 防災知識を身につけます。
- 落ち着いて自分の身をまもります。
- 家族を守ります。
家族で話し合いましょう
日頃から、災害が起った時のお互いの連絡方法や避難場所、保存品などについて家族で話し合ってください。
また、逃げる道は実際に歩いて確認しておいてください。
共助
地域コミュニティでお互いが助け合あう
地域の役割
- 地域防災活動の推進
- 協力して消火・救出活動
事業所の役割
- 地域との助け合い
- お客さま・社員などの安全確保
近くに住んでいる人との交流を大切に
おおきな災害では地域の助け合いが生死を分けます。日頃から近くに住んでいる人との交流を大切にしてください。
公助
国の役所、消防、警察などによる活動
- ハザードマップなどの作成
- 被害想定・被害を減らす対策の検討
- 地域防災体制の仕組みづくり
- 災害復旧への取り組み
- 自助、共助への支援
わが家の災害対策〈自助〉を考えましょう
お住まいの地域や家族構成など、人によって事情や災害の危険はさまざまであり、必要な備えは違います。家族で話し合あって、自分たちの事情にあった災害対策を考えてください。
考えた災害対策は、状況が変ったらもう一度考えてください。