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至誠通天(31) ケネディ大統領の演説

印刷用ページを表示する掲載日:2016年4月1日更新

足利市長 和泉 聡

  2月中旬、新聞記者時代に留学したハーバード大学での同窓会に出席するため、卒業以来18年ぶりに厳寒のボストンを訪問しました。私が学んだのは、同大学の大学院群のひとつ『ケネディ行政大学院』。校舎も町も私が通った頃のままで、大変なつかしく当時を思い出しました。
 

 校舎の隣はケネディ元大統領を顕彰する『ケネディ公園』になっていて、卒業式もこの公園で行いました。雪に覆われた公園を訪れると、入り口の石門に、ケネディ大統領が就任演説で言った名文句が刻んでありました。

 「Ask not what your country can do for you, Ask what you can do for your country」
 (国が自分に何をしてくれるのかを問うのではなく、自分は国のために何ができるのかを問おう)
 

 私は以前からこの言葉を知っていました。しかし市長になって3年、この言葉を前に立ち尽くしながら、私は改めてケネディが呼びかけようとした真意に思いをはせたのでした。
 

 それは私がずっと言い続けている『市民力』につながることです。つまり、いかに一人でも多くの市民が、『自分の町なんだから、自分の手でよくしたい』と思うようになるか、そのこと一点にこの町の行く末がかかっているということです。
 

 行政や他人に任せ、失敗すると批判だけするのであれば、はるかに簡単です。しかし、人それぞれの方法と濃度でいいから、何らかの形で自分も町をよくする活動にかかわってみる。そして自分がかかわったことで、町が少しでもよくなったという実感をもつことができれば、また次の活動につながっていく。そんな志を同じくする仲間をいかに増やしていくか。
 

 それが市長としての重要な仕事でもあると考えています。