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至誠通天(30) 徳を磨く

印刷用ページを表示する掲載日:2016年3月1日更新

足利市長 和泉 聡

 昨年12月定例市議会で、「足利市を元気にしていくためには、どのようなリーダーシップが必要と考えているか」との質問を受けました。15万市民から負託を受けた市長として、とても大切なことだと思い、その時の答弁を紹介させていただきます。
 

 私は「私にとってのリーダーシップ、それは人としての『徳』、言い換えれば、人徳、人望を磨くこと以外にありません」とお答えし、中国の古典『大学』の一節に触れました。出勤すると毎日、自分に言い聞かせている言葉でもあります。それは「君子はまず徳を慎む。徳あれば此に人あり、人あれば此に土あり、土あれば此に財あり、財あれば此に用あり」。その意味は、「リーダーたるもの真っ先に自分の徳を磨くべきだ。リーダーに徳があれば、おのずとそこに人材が集まってくる。人材が集まれば領土が安定する。領土が安定すれば、財産が形成される。財産が形成されれば、そこに事業が興り、大いに繁栄する」というものです。
 

 いまの私に徳が備わっているとは思っていません。しかし私なりの徳とは何かと問われれば、それは毎日1ミリでもいい、自分自身が成長することです。他人がどうの、部下がどうの、周りがどうのではない、まさに自分自身がどうあるべきかという哲学と理念の問題なのです。毎日、一分一秒をおろそかにせず、市民の声に耳を傾け、現場に赴き、職員と議論をし、本を読み、勉強をして情報と知識を集め、自分自身を鍛える。そうして自分が少しずつでも成長すること、それこそが私にとっての徳であり、リーダーとして最も必要なものだと考えています。そうお答えしました。
 

 これからもまちのため、毎日全力で職務にあたり、自分の成長につなげたいと思っています。