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至誠通天(29) 映画館が戻ってくる!

印刷用ページを表示する掲載日:2016年2月1日更新

足利市長 和泉 聡

 昨年暮れに飛び込んできた大きな大きなニュース。それは足利市になかった映画館が、7年ぶりに戻ってくるというものでした。8スクリーンのシネマコンプレックス(複合型映画館)が大月町の商業施設にできるのです。ある新聞記者は「シネコン撤退の話はたくさんがあるが、再開はめったに聞かない」と驚いていました。
 

 先日、施設の運営会社幹部の方が市長室に報告にお見えになりました。以前よりも技術革新で人件費が抑えられるようになったとはいえ、当面、赤字は覚悟だそうです。にもかかわらず「ぜひ足利で」と決断したのは、映像のまち構想をはじめ、足利市と市民がいま持っているまちづくりへの情熱にほれ込んだ、町の熱さにかけてみたい、とのことでした。新たに約3.8億円の費用を投じて、エスカレーターの設置や最新鋭の映写設備の工事中です。
 

 映画館は「佐野にあって、太田にあって、足利にない。どうにかならないのか」と私は市民から数え切れないほどご意見を頂きました。多額の税金を投じてでも、小さなコミュニティーシネマのようなものを作るか、とも考えていました。そこにこのニュースです。
 いったん目標を決めたら、市民と行政が一体になって、ぶれずにコツコツと進んでいく。するとこういう大きな動きにつながる。私たちの熱意が天に通じた、まさに『至誠通天』の瞬間でした。まちづくりとは、こうして一歩一歩前進していくのだ、という手ごたえを感じた瞬間でもありました。
 

 補助金や優遇策に頼って進出するのではない、だからこそ本当に価値あるシネコンの再開です。楽天などの地元密着型球団を市民が応援するかのごとく、市民が新しい映画館を応援する、そんな風にしていきたい。
 足利市が持つまちづくりの実力を内外に示すことができた、そんなビッグニュースでした。