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至誠通天(16) 子供と『感じる力』

印刷用ページを表示する掲載日:2014年11月1日更新

足利市長 和泉 聡

  先日、足利市PTA連合会のみなさんから、子供と読書というテーマで、市長の考え方や経験を教えてほしいとのご依頼を受けました。あれこれ考えた末、次のようにお答えしました。

 小中学生の子供にとって、一番大切なのは『感じる力』をいかに身につけるかです。例えば憧れの人に出会ったとき、「私もあんな風になりたい」と強く思う。不幸に見舞われた人を見て、「助けたい」と強く思う。勝負に負けて「ほんとに悔しい」と強く思う。人に親切にされて「本当にありがとう」と強く思う。人によくないことをして「あー申し訳なかった」と強く思う。
 

 こうして強く感じる力をもつ人は、必ず、次に行動が始まります。憧れの人に近づきたいと思えば、必要な勉強をするでしょう。手助けをしたいと思えば、その人を助けるボランティアに名乗り出るかもしれません。悔しいと思えば、次は負けまいと、毎日必要な練習をするでしょう。行動が始まらないのは、感じる力が弱いから。感じる力が強ければ、いてもたってもいられなくなり、必ず行動が始まります。この行動こそ、それぞれの人生を切り開く力なのです。
 

 そして感じる力を身につけるのに、欠かせないのが読書です。読書は、想像力を働かせながら、自分の意志で文章を読み進めないと頭に入ってきません。想像力を働かせてこそ、感動や感激を味わえます。この感動と感激が、感じる力につながるのです。
 

 感じる力をつけることができれば、子供たちは力強く自分の夢に近づいていくでしょう。不可能を可能にしていくでしょう。
 

 そんな子供をまち全体の力で育てたい。私は強くそう感じています。