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至誠通天(15) チャンスをつかめる組織になる

印刷用ページを表示する掲載日:2014年10月1日更新

足利市長 和泉 聡

  最近、幹部職員たちに話したことがあります。それは、県や国、民間、市民の皆様といった市のお付き合い先に、何かの折にお世話になることがあったら、しかるべき立場の人間が、タイムリーにお礼を言う。また、お客様が来たらしっかりと出迎え、見送る、そういう基本を大事にしようということです。

 「いまさら幹部に向かって、市長は何を言っているんだ」と感じるでしょうか。私はこれを単なる礼儀作法の問題として言っているのではありません。組織論として大切だと思うのです。

 きちんと機能している組織、すなわち必要な情報が上下左右に行き交っている組織は、もし、現場の職員がどこかにお世話になれば、そのことがすぐ上司に伝わる。上司は相手組織のしかるべき人にお礼を言う。あるいは、どこかの会合でお会いした時に「先日はうちの職員が大変お世話になりました」と言う。相手方は「ああ、足利市は必要な情報がちゃんと上司に報告されていて、そして、お礼を言ってくれる、気持のいい組織だな」と思ってもらえる。逆に、お世話になっているのに、上司がお礼のひとつも言わない組織だったらどうでしょう。
 

 「いい組織だな」と思ってもらえるからこそ、「次も協力しよう」「いい情報があるから足利市に提供しよう」となってくるはずです。逆の印象を持たれれば、いい情報があっても足利市を素通りしてしまうでしょう。市職員全員で、基本を大切にし、外部から「いい組織だな」と思ってもらう。その積み重ねがあって、初めて足利市にチャンスが巡ってくるようになる。「チャンスをつかめる組織」になってこそ、まちの姿を変えていける。そんな風に思っています。