委員会の調査・研究活動の一環として、他の自治体で取り組まれている先進的な事例を視察しました。
※氏名をクリックすると各委員の視察報告書をご覧になれます。
平成27年9月29日・30日
大田原市議会では、平成26年9月定例会から議場でのタブレット端末使用を市の執行部に許可し、議会も平成27年3月定例会から導入した。議案書や資料の電子化によるペーパーレス化と文書保存管理の効率化を図るとともに、グループウェアによる議会のスケジュールや事務局通知及び議員間メールなどに活用している。
大田原市議会では、平成18年から本会議録画映像、平成24年9月からは本会議生中継をインターネットで配信しており、平成26年12月にはスマートフォン等でも視聴できるように議会中継サイトをリニューアルしている。
村上市では、平成25年3月に国立社会保障・人口問題研究所から公表された2040年の推計人口を受け、いち早い人口減少問題への対応策を検討するため、平成25年4月に「村上市人口減少問題対策委員会」を設置して検討をすすめ、人口減少問題対策「チャレンジプラン」を策定した。同プランでは「平成26年度から取り組む事業(9事業)」、「中長期的に取り組む事業(15事業)」に区分し、「取り組めることから取り組む」方針のもと、早期の事業化を目指すプランとしている。
▲大田原市役所会議室にて ▲村上市役所会議室にて
※大田原市への視察は、議会改革推進協議会ICT部会と合同で実施しました。
平成27年10月8日・9日
磐田市クリーンセンターは、旧ごみ焼却場の老朽化に伴い、市内可燃ごみ処理に十分対応できる112トン/日の焼却炉2基を備えた施設として整備され、平成21年4月に工事着手、平成23年4月に完成した。焼却炉から排出された焼却灰は溶融されスラグとなり、埋め戻し材や路盤材等の土木材料として再利用している。また、ごみ焼却過程で発生する熱エネルギーにより発電を行い、施設の電力を賄うとともに余剰分については電力会社に売電している。さらにこの余熱を施設内の給湯に利用するほか、隣接する温水プールや厚生会館に温水を供給している。
袋井市は、平成22年5月16日に市制施行5周年を機に日本一健康文化都市宣言を表明し、健康づくりをしやすい機運の醸成、健康づくりの動機づけ支援と健康的な生活習慣の定着を目指している。平成19年度から実施されている健康マイレージ制度は、金銭的インセンティブの付与により正しい生活習慣への動機づけと定着化することを目的として、健康づくりをポイント化し、貯まったポイントを公共施設利用券や民間の登録サービス券と交換、あるいは、幼稚園や学校、市の基金等への寄付を通じて社会貢献ができる制度である。
▲磐田市クリーンセンターにて ▲袋井市総合健康センターにて
平成27年9月30日・10月1日
松本市では、中心市街地の5地区を街なみ環境整備事業の対象地区として定め、ゆとりと潤いのある生活空間形成のため、国宝松本城とその城下町の街道筋に代表される歴史的まちなみ景観等を生かしながら、地域の活性化や住環境整備に取り組んでいる。
また、平成22年度に同5地区が連携し、「歩いてみたい城下町まちづくり連合会」を設立したことから、同5地区を「歩いてみたい城下町地区」として定め、一体的なエリアを整備することで、松本駅から松本城までの周辺商店街への回遊性を高め、地域の活性化と居住環境の向上を図るとともに、松本城や城下町の歴史を大切にした魅力あるまちづくりを行っている。
安曇野市では、「はじめよう、『安曇野暮らしツーリズム』」という理念のもと「安曇野市観光振興ビジョン」を策定している。これは、市民協力のもと大切にしてきた自然や農村景観、歴史・文化、コミュニティを来訪者へ発信することが必要であるとの考えに基づいたものである。観光を通じ地域経済活性化に向けた取り組みに向け、全市一丸となった意識的な仕組みづくりを構築している。
▲松本城周辺の街並み ▲安曇野市役所会議室にて