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水道施設の国登録有形文化財について

印刷用ページを表示する掲載日:2015年1月6日更新

本市の水道創設当時からある「今福浄水場」「緑町配水場」のうち、5棟の施設が平成18年3月2日付で国登録有形文化財(建造物)として登録されています。
「今福浄水場」と「緑町配水場」は連動した施設で、「今福浄水場」内にある集水埋渠(しゅうすいまいきょ)によって地下水が集められ、くみ上げられた地下水は高台に位置する「緑町配水場」に送水されます。そして、配水池からの高低差による自然流下により、各家庭に安定した給水を行っています。
「今福浄水場」からの送水を担うのはポンプ室内に設置された7台のポンプで、24時間の交互自動運転をしながら「緑町配水場」へ送水しています。
共に昭和5年に竣工となる、足利市の近代化を語るうえで欠かすことのできない施設であり、建築的にも優れた施設となっています。

国登録有形文化財について
平成8年10月1日に施行された文化財保護法の一部が改正された時に新たに導入された制度です。
この制度は、地域に親しまれている建物や時代の特色をよく表わしたもの、ふたたび造ることができないもの等歴史的な価値を持ちながら、都市計画の進展や生活様式の変化等により、消滅の危機にある多くの建造物等を保護し、活用しながら後世に継承していくことを目的としています。
国登録文化財(建造物)の基準
築後50年を経過している建造物で、下記に当てはまるような場合
(1) 国土の歴史的景観に寄与しているもの (特別な愛称などで広く親しまれている場合、その土地を知るために役立つ場合等)
(2) 造形の規範となっているもの (デザインが優れている場合、時代や建造物の種類の特徴を示す場合等)
(3) 再現することが容易でないもの (優れた技術や技能が用いられている場合、現在では珍しくなった技術や技能が用いられている場合等)
※「今福浄水場」及び「緑町配水場」の施設は、上記のうち、(1)に該当する建造物として登録されました。

登録文化財の概要

◆今福浄水場 ポンプ室

1 員数
2 登録年月日
3 所在地
4 竣工
5 構造及び形式
6 面積
7 特徴

1棟
平成18年3月2日
栃木県足利市今福町545番地
昭和5年
鉄筋コンクリート造(地上1階・地下1階)、陸屋根、細石洗出し仕上げ
建築面積 208.00平方メートル、延床面積 254.03平方メートル
開口部を広くとる採光に配慮した造りで、1階を吹き抜けとしています。丸くおさめた出隅部分や窓形状等が特徴で、正面を曲面状に張り出し、柱頭部を幾何学的モチーフで飾る円柱を配する意匠となっています。

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◆緑町配水場 水道山記念館(旧事務室)

1 員数
2 登録年月日
3 所在地
4 竣工
5 構造及び形式

6 面積
7 特徴

1棟
平成18年3月2日
栃木県足利市緑町1丁目3780番地
昭和5年(昭和9年に貴賓室を増築)
木造平屋、切妻屋根茶色施釉のフランス瓦葺、細石洗出し仕上げ、腰部分豆砂利洗出し仕上げ、木部ペンキ仕上げ
建築面積 199.58平方メートル、延床面積 199.58平方メートル
屋根は茶色施釉のフランス瓦葺で三角形のドーマー窓が2ヶ所に付いています。内部仕上げは床がカーペット敷き、天井が漆喰塗り、壁が漆喰塗り及び腰縦板張りとしています。
雁行型の平面構成をもち、玄関脇に事務室、その背後に応接室、続いて貴賓室を配しています。貴賓室は昭和9年の天皇陛下行幸の際に増築された部分です。

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◆緑町配水場 配水池

1 員数
2 登録年月日
3 所在地
4 竣工
5 構造及び形式

6 面積
7 特徴

1棟
平成18年3月2日
栃木県足利市緑町1丁目3780番地
昭和5年(昭和28~31年に配水池を増築)
【配水池】鉄筋コンクリート造、上部は芝生 【水位計室、保守・点検入口棟】鉄筋コンクリート造、陸屋根、細石洗い仕上げ
建築面積 1,606.73平方メートル
広さ約60m×27mの鉄筋コンクリート造で、内部は3池に区切られています。配水池東側には水位計室と保守・点検入口棟を左右対称に配しています。

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こんな石版あります!!『源泉混々  大給 新 題』

水道の創設にあたり、一方ならぬ苦労をし困難を乗り越えて確保した水源から、足利を潤す水が尽きることなく湧く様を表した言葉です。
水道創設事業の竣工に伴い、当時の大給 新(おぎゅう しん)市長が書したものが保守・点検入口棟の西側に設置されています。

源泉
こんな石版あります!!『清澄無比  木村浅七 書』

地下水を水源とする足利の水道水が澄みきっていて清らかであり、比較するものがないほど優れている様を表した言葉です。
第1次拡張事業(昭和28~33年・緑町配水場配水池の増築等)の竣工に伴い、当時の木村浅七(きむら あさしち)市長が書したものが水位計室の西側に設置されています。

清澄
◆緑町配水場 接合井

1 員数
2 登録年月日
3 所在地
4 竣工
5 構造及び形式
6 面積
7 特徴

1棟
平成18年3月2日
栃木県足利市緑町1丁目3780番地
昭和5年
鉄筋コンクリート造平屋、陸屋根、細石洗出し仕上げ
建築面積 43.47平方メートル、延床面積 43.47平方メートル
今福浄水場で集水し、配水池へ送水される水を中継する役割を持つ施設です。配水池と同様に鉄筋コンクリート造で、ゼツェッション風の意匠となっており、半円アーチを四周に配し、左側に残塩計室を接続しています。

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◆緑町配水場 水道計量室

1 員数
2 登録年月日
3 所在地
4 竣工
5 構造及び形式
6 面積
7 特徴

1棟
平成18年3月2日
栃木県足利市緑町1丁目3780番地
昭和5年
鉄筋コンクリート造平屋、陸屋根、細石洗出し仕上げ
建築面積 4.00平方メートル、延床面積 4.00平方メートル
配水量を計量するための施設です。桁行2.5m、梁間1.5mの鉄筋コンクリート造平屋で、四隅に配した柱形と軒蛇腹を階段状に張り出しています。配水池や接合井と同様に、ゼツェッション風の意匠となっています。

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【今福浄水場・緑町配水場の建設当時の様子】
今福浄水場ポンプ室2今福浄水場ポンプ室2今福浄水場ポンプ室3緑町配水場配水池3
▲竣工当時の今福浄水場▲今福浄水場ポンプ室の外観▲今福浄水場ポンプ室の内部
緑町配水場1緑町配水場緑町配水場2
▲緑町配水場の削岩工事▲竣工当時の緑町配水場緑町配水場配水池の増築工事▲緑町配水場配水池の築造工事