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厨子入木造 大日如来坐像(ずしいりもくぞう だいにちにょらいざぞう)

印刷用ページを表示する掲載日:2016年10月5日更新

 

だいにちにょらいざぞうのしゃしん
寸法
    像高    32.1cm
    光背高 39.5cm(ホゾを除く)
    台座高 25.6cm(蓮肉上面まで)
         台座獅子高 約9.0cm
         厨子高 83.3cm
    厨子内宝塔高 13.2cm(雲含む)
    厨子内諸尊像高 各約4.0cm

本像と厨子は、足利義兼が、晩年、仏道修行の為に自ら背負って諸国をまわったといわれており、義兼死後、樺崎寺に祀られていましたが、明治初年の廃仏毀釈により光得寺(こうとくじ)に移されたものです。

寄木造(よせぎづくり)、宝冠を欠いていますが宝髻(ほうけい:頭上に結っている髪)は高く、髪筋はよく通っています。

相貌は大日如来の威容を保っています。

この大日如来像の手は、金剛界大日如来を表す智拳印(ちけんいん)を結んでいます。

光背も日輪を中心にした波文(はもん)の銅板で、台座の筒型敷茄子は珍しいものです。

蓮弁には所々に水晶の玉が飾られており、荘厳な気品溢れる作となっています。

また仏像を納めた筒型の厨子は、両扉にバン(金剛界・右)、ア(胎蔵界(たいぞうかい)・左)を表す種字(しゅじ)が入っていて、内部には金剛界三十七尊を表した37躯(現存28躯)の仏が飾られています。

これらの点から、鑁阿寺(ばんなじ)に伝わる文書『鑁阿寺樺崎縁起并仏事次第』にみられる「三尺七寸厨子内」に納められた「金剛界大日并三十七尊形像」にあたるものと見られます。

仏像・厨子ともにすぐれた作品で、運慶の作と推定されています。

※通常非公開となっております