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かな地蔵尊

印刷用ページを表示する掲載日:2016年10月5日更新

 

かなじぞうそんのしゃしん

 

高さ  90.0cm、幅45.0~50.0cm、厚さ30.0cm
南北朝時代

安山岩製で隅丸長方形状のやや扁平な石の前面と側面を平らにし、前面中央上部には、種字(しゅじ)の「イ」、下の方には「天開和尚嘉慶二戊辰三月十七日」と彫られています。

本石碑は「かな地蔵尊」と呼ばれていますが、刻まれた梵字がイロハの「イ」字であることに由来していると考えられます。

もとは嘉慶(かけい)2年(1388)に没した天開和尚の為に建てられた供養塔であると考えられます。

その後、天開和尚の徳を慕う人々によって、「医王地蔵の碑」として信仰を集めてきました。

梵字は薬研彫りによって刻まれていますが、制作年代の特徴をよく表しており、全体的に調和がとれています。

中世の墓石としても異色のものであり、銘文から制作年代も明らかとなる貴重な資料です。