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絹本著色 涅槃図(竜雲寺)(けんぽんちゃくしょく ねはんず りゅううんじ)

印刷用ページを表示する掲載日:2016年10月5日更新

 

ねはんずのしゃしん
 
寸法      縦  212.5cm
        横  216.0cm
江戸時代

涅槃図とはお釈迦さまが亡くなられた時の様子を描いたものです。

この作品は、地元の資産家である小沼甚五左衛門(おぬまじんござえもん)がご先祖さまの供養の時に京都の仏画師岡本治郎左衛門に制作を依頼して、天保6年(1835)に檀家から寄付されたものであるとされています。

波や、沙羅双樹(さらそうじゅ)の葉、遣霞(やりがすみ)、諸衆(しゅじょう)の表情に形式化、類型化の傾向は否めませんが、品格の高い手際のよい仕上がりで、釈迦や菩薩の肉身に金箔を施すなど、装飾性も優れています。

昭和の修理銘も同じ背面下部にあり、昭和10年(1935)、施入者の子孫小沼勘三郎らが世話人となり、二十六世住職大覚昌龍、津久井惣次朗ら檀徒総代の賛同を得て、同年涅槃会に向けて修理をしたことがわかります。

本作品は、地元の有力檀家が京都の専門仏画家に作らせ、その経緯や制作年が判明している歴史的状況は貴重であり、大画面のインパクトの強い極彩仏画の力作です。

※通常非公開となっております