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史跡足利学校は日本遺産に認定されています。

印刷用ページを表示する掲載日:2016年12月22日更新

日本遺産紹介情報

 1月22日に放送されるBS-Tbs番組『日本遺産』で、史跡足利学校跡を含む「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」が紹介されます。

 ○詳しい放映情報はこちらをご覧ください。

 ○昨年度の日本遺産紹介情報はこちら。

日本遺産 「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」について

 平成27年4月24日、国の日本遺産審査委員会は、史跡足利学校跡を含む「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」を、正式に「日本遺産」に認定しました。

 足利学校学校門

日本遺産とは・・・

 日本が誇る文化財を保護しながら、観光資源としても活用して後世に伝えていこうと、文化庁が平成27年度に認定がスタートした制度です。
 クールジャパン推進プロジェクトの一つであり、国内はもとより海外にも発信されることで、地域の文化財を広くアピールすることが期待されます。

認定の対象

「日本遺産」は、以下の点を踏まえたストーリーを認定します(文化財そのものを対象とはしません)。

  • 歴史的経緯や、地域の風土に根ざし世代を超えて受け継がれている伝承、風習などを踏まえたストーリー。
  • ストーリーの中核には、地域の魅力として発信する明確なテーマを設定の上、建造物や遺跡・名勝地・祭りなど、地域に根ざして継承・保存がなされている文化財にまつわるものが据えられていること。
  • 単に地域の歴史や文化財の価値を解説するだけのものになっていないこと。

ストーリーのタイプ

  • 地域型」・・・単一の市町村内でストーリーが完結。
  • シリアル型(ネットワーク型)」・・・複数の市町村にまたがってストーリーが展開。

ストーリーを構成する文化財群

  • 地域に受け継がれている有形・無形のあらゆる文化財が対象。未指定のものも対象となります。
  • 構成文化財群の中に国指定・選定のものを必ず一つは含める。

「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」とは・・・

構成自治体

足利市(栃木県)、水戸市(茨城県)、備前市(岡山県)、日田市(大分県)

※4市によるシリアル型(ネットワーク型)で認定

ストーリーの概要

 我が国では、近代教育制度の導入前から、支配者層である武士のみならず、多くの庶民も読み書き・算術ができ、礼儀正しさを身につけるなど、高い教育水準を示していました。
 これは、近世(江戸時代)の藩校や郷学、私塾など、様々な階層を対象とした学校の普及による影響が大きく、明治維新以降のいち早い近代化の原動力となり、現代においても、学問・教育に力を入れ、礼節を重んじる日本人の国民性として受け継がれています。

構成資産

 日本遺産はストーリーを認定しますので、構成資産は建造物だけでなく、書籍、儀式など多岐にわたります。また、国等の文化財指定を受けていなくても、日本遺産の構成資産に含まれる場合もあります。

足利市の構成資産

文化財の名称

指定

ストーリーの中の位置づけ

足利学校跡
(聖廟および
附属建物を含む)

国史跡  

現存する日本最古の学校の遺跡。我が国儒学の学灯を伝える学問の府として全国より学徒が集った。自由で開放的な学びと自学自習の精神は、近世の学校の原点となった。なお、聖廟は国内現存最古のものである。

国宝漢籍
『礼記正義』
『尚書正義』『文選』
『周易注疏』 

国宝(書跡)

漢籍を中心とした貴重な書籍の宝庫である足利学校は、近世期も全国から学者や著名人が訪れ、蔵書の閲覧や研究が行われた知のネットワークのセンターであった。

釋奠

市民俗文化財

聖廟では、孔子のまつりである釋奠が営まれる。伝統的な祭器を用い、現在は毎年11月23日に行われている。

ashikagagakkouhoujou
足利学校 方丈

 

水戸市の構成資産

文化財の名称

指定

ストーリーの中の位置づけ

旧弘道館

国特別史跡  

総合大学ともいえる藩校の代表例。医学館では種痘が実施され,徳川斉昭は実子2人に種痘を行うなど,領内に普及を図った。現在でも館内では,論語教室が行われている。

常盤公園(偕楽園) 

国史跡
および名勝

弘道館と一対の教育施設として造られた庭園。園内には,学問興隆の象徴として,「好文木」として知られる梅が植樹された。

旧水戸彰考館跡

未指定

徳川光圀により開設された「大日本史」の編纂局。光圀に招かれた明の儒学者朱舜水は,水戸藩の修史事業に大きな影響を与えた。

日新塾跡

市史跡

弘道館と同時期に水戸藩郊外で運営された私塾。水戸藩士を含む多彩な門人を輩出した。多様な教育科目を備え,医学も盛んであった。

大日本史

未指定

水戸徳川家第2代藩主徳川光圀よって開始され,水戸藩の事業として継続し,明治時代に完成した歴史書。

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旧弘道館

 

備前市の構成資産

文化財の名称

指定

ストーリーの中の位置づけ

旧閑谷学校

国特別史跡
国宝・国重文

岡山藩主池田光政が造った世界最古の庶民のための公立学校で、江戸時代前期の建物と配置がほぼそのままの形で残る稀有な文化遺産。

釋菜 

未指定

江戸時代の学校には、儒学の祖孔子を祀る建物が造られることが多く、そこでは孔子の徳を称える釈菜の儀式が行われた。閑谷学校では、貞享3年(1686)から始まり、現在も行われている。

備前国和気郡井田村
延原家文書

未指定

検地帳などからは当時の学校領の様子が、入学願書や教科書等からは江戸時代の子どもたちが学校に通う様子がわかる。

熊沢蕃山宅跡

市史跡

池田光政は学校創立のきっかけとなる儒教思想を儒学者熊沢蕃山から学んだ。蕃山隠居の地が学校から程近いところに残る。

井田跡

市史跡

池田光政が中国周時代の土地制度である井田制を再現させた新田。一部は学田となり、閑谷学校の経営をささえた。

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旧閑谷学校

 

日田市の構成資産

文化財の名称

指定

ストーリーの中の位置づけ

咸宜園跡

国史跡

廣瀬淡窓が創設した近世日本最大規模の私塾跡。

日田市豆田町 

国重伝建

私塾咸宜園と共生した町並みが残る。

廣瀬淡窓旧宅
及び墓

未指定

廣瀬淡窓の人間形成に大きな影響を与えた旧宅と咸宜園塾主らの墓が現存する。

長福寺本堂

市史跡

淡窓が最初に塾を開いた寺院の本堂が現存する。当時,出身僧侶が京都の高倉学寮の講師となるなど,日田における学問の中心であった。幼少時の淡窓はこの寺の僧侶に学び,その人間形成に影響を受けている。

桂林園跡

未指定

咸宜園の前身である私塾跡。それまで借家して講義を行っていた淡窓が初めて自らの塾舎を構えた場所で,塾生を励ます漢詩として全国的に著名な「休道の詩」(桂林荘雑詠示諸生)が詠まれた。

咸宜園関係
歴史資料

未指定

私塾咸宜園の「入門簿」や「会計録」,和漢籍など,塾の実態を明らかにする資料が残る。

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咸宜園跡(秋風庵)

 

今後の取り組み

 今後はこれらの貴重な資産を連携させることによって、観光や教育の振興、地域のブランド力の向上を図り、地域づくりに生かします。

 ○昨年度の日本本遺産紹介情報はこちら