キッズページ「足利市のごみのようす」を更新しました
わたしたちが毎日、なにげなく捨てているごみ。
ごみを集めてみると、ものすごい量になります。
わたしたちが、どのくらいごみを出しているか調べてみましょう。
平成29年度の
1年間に出たごみの総量は、5万8,813トン
1日に出たごみの量は、161.1トン
1日に出たごみの量は、小学生の体重にすると(一人分の体重30キログラム)およそ5,400人分にあたります。
- 大人の方へ「ごみの総排出量について」
- このグラフで説明している「ごみの総排出量」は、南部クリーンセンターで処理したものと自治会や育成会、学校等が実施する資源物集団回収(通称「廃品回収」)で集められたものなどの合計となっています。
正しいごみの分別をすることで、ごみは今以上にへらすことができます。
正しいごみの分け方
プリント用「ごみの分け方・出し方」 [PDFファイル/977KB]
もやせるごみ
- 週に2回集めます。
- 生ごみ、ビニール、プラスチック、ゴム、かみくずなど
- 市していごみぶくろに入れて出します。
※紙でできている、おかしやティシュの空きばこは「しげんぶつ」です。もやせるごみには、まぜないようにしましょう。
きんぞくるい
- 月に2回集めます。
- あきかん、やかん、なべなど
もやせないごみ
- 月に2回集めます。
- ガラスせいひん、小型電気せいひん、カサなど
しげんぶつ
- 月に2回集めます。
- しんぶんし、ざっし、ダンボール、その他の紙、紙パック、ぬの類、びん類、ペットボトル
ゆうがいごみ
- 月に2回集めます。
- かんでんち、スプレーかん、けいこうかん、かがみなど
そだいごみ
- そだいごみは、電話で申込を受けて、有料で家まで取りにいきます。
- じてんしゃ、家具、ふとん、電気せいひんなど
テレビ、エアコン、れいぞうこ、せんたくきなど
- 買ったお店などに、リサイクル料金をはらって、ひきとってもらってください。
- くわしくは、かでんリサイクル券センターへ
家で使っていたパソコン
- パソコンをつくっている会社に、れんらくして、ひきとってもらってください。
- くわしくは、パソコン3Rすいしんセンターへ
正しいごみの出し方
- 町内ごとに、ごみを出す場所(ごみステーション)が決められています。(ごみステーションは、市内に約4,800ヶ所あります。)
- 地区ごとに、集める曜日が決まっています。
みなさんが住んでいる町内のごみ収集日を確認してみましょう。 - そだいごみは、電話で申し込みを受けて、有料で家まで取りに行きます。
動物にごみを散らかされないためにも、決められた曜日の朝8時30分に出しましょう!
- ごみの量をへらします。
もやすなどして、ごみの量をへらし、うめ立て地が長もちするようにします。 - ごみをもやすことで、ごみから臭いや虫が発生するのを防ぎます。
- さい利用できるものを取り出し、しげんとして、さい利用します。
- わたしたちが出すごみのほとんどは、南部クリーンセンターに集められ、ごみのしゅるいごとに処理しています。
燃やせるごみは、南部クリーンセンターの焼却炉で、燃やします。主な仕組みは、下の図のようになっています。
- 焼却炉1炉の処理能力は、1日100トン
- 焼却炉は3炉あり、通常は2炉運転
- 焼却炉の運転を始めると、24時間、約半年程度の連続運転をします。
- ダイオキシン対策のため、焼却炉は常時850℃以上の温度で燃えています。
外観 | 投入ステージ | ごみ置き場 | 運転室 |
---|---|---|---|
焼却炉の外側 | 焼却炉の内側 | 中央管理室 | 灰クレーン |
南部クリーンセンターで、もやしたごみは灰になります。
灰は、小俣町の山の中にある「小俣処分場」に運ばれて、うめ立てられます。ごみが減らないと、処分場はすぐに灰でいっぱいになってしまいます。
小俣処分場のようす
灰でいっぱいになってしまった処分場は・・・
小俣処分場が作られる前は、月谷処分場がありました。
灰でいっぱいになってしまったので、いまは「月谷スポーツ広場」として作り直されて、野球やサッカー、バーベキューが楽しめるようになっています。
もやした時に出る熱を利用します。
南部クリーンセンターの冷暖房や、温室団地(トマトさいばい)、農業研修センター(お風呂、冷暖房)などに有効に活用されます。
下の写真は、南部クリーンセンターのとなりのビニールハウス。冬でもクリーンセンターの余熱を利用してトマトが栽培できます。
下の写真は、南部クリーンセンターのとなりにある「農業研修センター」。クリーンセンターの余熱を、お風呂や冷暖房に利用しています。(農業研修センターの所管は、足利市役所農政課となります。)
粗大ごみ処理施設
もやせないごみを、以下の4種類に機械が自動的に分ける施設です。
- もやせるごみ
- アルミ
- 鉄
- カレット(ガラスが細かく砕かれたもの)
もやせないごみから、リサイクルできる資源物を取り出すことができます。
リサイクルセンター
古紙、びん、ペットボトルなどを分けて保管しておく施設です。
ペットボトルは、圧縮減容機で、小さくつぶしてベールにして保管します。
スプレー缶を安全に処理する機械
蛍光管を安全に処理する機械
- ごみ処理の計画を作ったり、お金の管理をする人
- ごみを集める人
- しょうきゃくしせつや、そだいごみ処理しせつで、はたらく人
- リサイクルセンターで、はたらく人
- うめ立て処分場で、はたらく人
空き缶
ペットボトル
びん
段ボール
雑誌、その他の紙類
新聞紙
紙パック
ごみのしゅるい | 1日のごみの量 | 1年間のごみの量 | |
---|---|---|---|
クリーンセンター に集めたもの | もやせるごみ | 136.1トン | 49,690トン |
もやせないごみ | 3.9トン | 1,417トン | |
しげんぶつ | 11.8トン | 4,325トン | |
ゆうがいごみ | 0.2トン | 90トン | |
そだいごみ | 0.1トン | 49トン | |
計 | 152.2トン | 55,571トン | |
資源物集団回収事業 | -- | 3,227トン | |
資源物拠点回収事業 | -- | 29トン | |
ごみの総排出量 | 161.1トン | 58,813トン |
足利市のごみの総排出量は、だんだんと減ってきていますが、1人1日当たりの排出量を他の市町や全国と比べると、足利市はまだまだごみが多いというのがわかります。
平成29年度
ごみを集めたり、処理をするお金や、しせつの修理にかかるお金は、1年間にこれだけかかります。
1年間に約17億円
- 1人あたり 約1万1,000円
- ごみ1トンあたり 約2万9,000円
ごみ処理には大変な人手とお金がかかります。
これ以上ごみがふえると、わたしたちは、さらにお金を負担する必要が出てきます。
- 大人の方へ「ごみ処理の費用について」
- このページの作成時点では、前年度のごみ処理費用の総額が確定していないため、前々年度の決算額により説明しています。なお、焼却や埋め立てなど、実際にごみ処理にかかった金額から算出しています。
地球温暖化
ごみを燃やして出る二酸化炭素などのガスが、地球を暖め、異常気象や砂漠化の原因の一つとなってしまいます。
南部クリーンセンター
もやせるごみが増えると、焼却炉の点検が十分にできずに壊れてしまうかもしれません。
小俣処分場
ごみを燃やした後に残った灰や、もやせないごみを埋め立てる場所がなくなってしまいます。
現在の施設の建設費は、こちらから、調べてみましょう。
Reduce リデュース・・・ごみを減らす
- 必要のないものは買わず、紙や消しゴムなどを、むだづかいしないようにしましょう。
- ものを買うときは、長く使えるものをえらびましょう。
- 食べ残し、作りすぎをしないようにしましょう。
- 買い物をするときは、マイバッグを持っていき、お店のレジ袋はもらわないようにしましょう。
Reuse リユース・・・くりかえし、使う
- いらなくなったものは、別の使い道がないか、よく考えましょう。
- シャンプーや台所洗剤などは、詰め替え用があるものを買いましょう。
- 小さくなった服を、他の人にあげて、また使ってもらいましょう。
Recycle リサイクル・・・ごみになったら、もう一度、しげんとして利用する
- ごみを捨てるときは、大切なしげんとして利用できるように、正しく分けましょう。
- 紙や空き缶、牛乳パック、ペットボトルなどをリサイクルしましょう。
- 再生紙を利用した、かんきょうにやさしいノートやトイレットペーパーを使いましょう。
覚えておこう。環境へのやさしさのマーク
エコマーク
資源やエネルギーを大切にする商品についています。
このマークを管理する団体 財団法人日本環境協会エコマーク事務局
ペットボトルリサイクル推奨マーク
ペットボトルのリサイクル品を使用した商品についています。
このマークを管理する団体 PETボトルリサイクル推進協議会
Rマーク
このマークは、古紙が何パーセント入っているかをあらわしています。
(このマークは、古紙が100%入っているという意味です。)
このマークを管理する団体 3R推進活動フォーラム
ごみには、いろいろなマークがついているよ
ごみには、いろいろなマークがついています。これらのマークを足利市のルールで分けてみると、次のようになります。
- アルミ缶、スチール缶についています。
- 左から順に、「段ボール」、「紙パック」、「紙製容器包装」、「ペットボトル」、「びん」についているマークです。
- 「
紙マーク」がついていて、紙にリサイクルできるものは、しげんぶつ「雑誌その他の紙類」になります。
- このマークは、充電池についています。
- 充電池には、「レアメタル」と呼ばれる貴重な金属が使われていますが、足利市の施設では、レアメタルを適切にリサイクルできません。
- 充電池を返せるお店は、一般社団法人 J B R C のサイトから検索できます。
足利市で、ごみがどのように処理されているか、わかってもらえたでしょうか?
みなさんに忘れないでほしいのは、一度出したごみが消えてしまうということは、けっしてないのです。
灰になったり、小さくなったり、形はかわっても、ごみはずっと残るものなのです。
だから、ものを大切につかったり、さい利用して少しでも、ごみをへらすことが大切です。
みなさんの小さなこころがけが、たくさん集まれば、もっともっとごみをリサイクルできるようになるでしょう!