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足利市人権尊重の社会づくり条例(パブリックコメント結果)

印刷用ページを表示する掲載日:2010年9月27日更新

人権が尊重される平和で豊かな社会の実現を目指して 

足利市人権尊重の社会づくり条例

平成16年1月1日施行
人権は、人間の尊厳に基づいて各人が持っている固有の権利である。

 日本国憲法においても基本的人権の享有が保障されており、人種、信条、性別、社会的身分、門地等による不当な差別その他の人権侵害が行われることなく、一人ひとりの人権が尊重され、それぞれの幸福を追求することができる平和で豊かな社会の実現は、私たちみんなの願いである。
 そのためにも、私たちは、自分の権利の行使に伴う責任を自覚し、自分の人権と同様に他人の人権をも尊重すること、すなわち、人権の共存を図っていくことが不可欠である。
 ここに、私たちは、基本的人権を保障した日本国憲法の精神に従い、一人ひとりの人権が尊重され、人権の共存が図られる人権尊重の社会づくりにたゆまぬ努力を注いでいくことを決意し、この条例を制定する。

(目的)

第1条  

 この条例は、人権尊重の社会づくりについて、市及び市民の責務を明らかにするとともに、人権尊重の社会づくりを推進するための基本となる事項を定めることにより、すべての人の人権が尊重される社会の実現に寄与することを目的とする。

(市の責務)

第2条
  1. 市は、前条の目的を達成するため、人権尊重の社会づくりに関する施策を推進するとともに、市民の人権に対する意識を高めるよう努めるものとする。
  2. 市が実施する人権尊重の社会づくりに関する施策は、国、県その他関係団体との適切な連携及び協力を図り、これを推進するものとする。

(市民の責務)

第3条 
  1. 市民は、自己の人権のみならず、自己以外の者の人権についても正しく理解し、人権を相互に尊重しなければならない。
  2. 市民は自らが人権尊重の社会づくりの担い手であることを認識し、家庭、学校、地域社会、職域その他あらゆる場において、人権意識の高揚に努めなければならない。

(基本方針の策定)

第4条
  1. 市長は、人権尊重の社会づくりの総合的な推進を図るため、人権尊重の社会づくりに関する施策の基本方針(以下「基本方針」という。)を定めなければならない。
  2. 基本方針は、次に掲げる事項について定めるものとする。

 

  1. 人権尊重の社会づくりに関する基本理念
  2. 人権意識の高揚を図るための施策に関する基本的事項
  3. 人権に関する課題ごとの施策に関する基本的事項
  4. 前三号に掲げるもののほか、人権尊重の社会づくりのための重要事項

 

 

  1. 市長は、基本方針を定めようとするときは、あらかじめ、足利市人権推進審議会の意見を聴かなければならない。
  2. 前項の規定は、基本方針の変更について準用する。

附則

 この条例は、平成16年1月1日から施行する。

条例の趣旨

 すべての市民が人権を享有し、平和で豊かな社会を実現するためには、市民一人ひとりが「人権の意義」や、「人権の尊重」、「人権の共存」の重要性について理解を深めるとともに、自分の権利の行使に伴う責任を自覚し、自分の人権と同様に他人の人権をも尊重することが必要です。
 そこで、人権が尊重される社会づくりについて、市と市民の「決意」や「責務」を明らかにするとともに、人権が尊重される社会づくりを推進するための基本となる事項を定め、すべての人の人権が真に尊重される社会の実現を目指すことを目的に条例を制定いたしました。

条例の性格

 この条例は、基本的人権を保障した日本国憲法の精神に従い、人権の共存が図られるように、私たち一人ひとりがたゆまぬ努力を傾けていくためのものです。
 そのため、法的強制力のない努力義務を規定した、推進・宣言条例となっています。

 条例の位置づけ

  1.  「日本国憲法」の理念や、「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」等の趣旨を踏まえながら、本市において人権が尊重される社会を実現するために、市と市民の責務を明らかにするものです。
  2. 人権尊重理念の普及高揚を図るための基本理念として、人権関係各課の所管する各種人権施策の底流をなすものです。

パブリック・コメントの結果について

「足利市人権尊重の社会づくり条例」を制定するにあたり、その基本骨子(案)に対するパブリック・コメントを実施しました。

(1)募集期間

平成15年8月1日(金曜日)~9月1日(月曜日)

(2)意見の募集結果

 

結果表
意見の提出方法 人 数  意見数 
郵   送0 人0 件
ファクシミリ0 人0 件
電子メール2 人4 件
直接持参105人105件
107人109件

(3)項目別意見数

項目別意見数
項目 意見数 
(1)「前文」関係2 件
(2)「第2 市の責務」関係1 件
(3)「第3 市民の責務」関係2 件
(4)「第4 基本方針の策定」関係2 件
(5)「その他」関係102件
109件

(4)提出意見に対する市の考え方

ア 「前文」に関するご意見
 ご意見の内容(要旨)意見数ご意見に対する市の考え方
前文は一般的でない。 この条例の性格は、基本的事項のみを定めた推進・宣言条例であり、人権尊重の理念、人権が尊重される社会づくりの決意などを前文に注ぎ込み、宣言したものであります。こうした事から、前文は、この条例の生命といえるものと考えております。
人権の定義がいまいちである。 人権の定義にはさまざまな表現があるかと思います。
 「世界人権宣言」の前文では、権利と自由の尊重は、すべての人とすべての国が達成すべき共通の基準であることを謳っています。
 また、第1条では「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」、第2条では、「すべて人は、・・・いかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言に掲げるすべての権利と自由とを共有することができる。」と規定しています。
 このようなことを踏まえて、前文冒頭の表現をとらさせていただいております。

 

イ 「第2 市の責務」に関するご意見
 ご意見の内容(要旨)意見数ご意見に対する市の考え方
市が、どのような体制をとって、市民に伝えていくか。また、市が人権尊重についてどのような社会を作っていくかを明らかにすることが必要です。 足利市人権推進審議会の意見を聴いて、基本方針の策定をしていくことになりますので、そうした中で推進体制や社会の在り方など検討していきたいと考えております。

 

ウ 「第3 市民の責務」に関するご意見

 ご意見の内容(要旨)意見数ご意見に対する市の考え方
家庭、学校、地域、職場で推進できるよう明示すべきである。 市民が人権をあらゆる場面で意識することが大切であると考えますので、ご意見を尊重いたします。
「人権を相互に尊重し合う」ことを条例に頼らなければならない社会が淋しい。

 人権尊重の社会は、市民一人ひとりが自分の人権だけでなく、他人の人権についても正しく理解し、相互に尊重し合うことにより培われるものです。
 そのため、市が人権の尊重や人権の共存をかけがえのない価値であることを表明することで、人権を意識していただくことができるものと考えます。

 

エ 「第4 基本方針の策定」に関するご意見

 ご意見の内容(要旨)意見数ご意見に対する市の考え方
人権教育啓発推進法の具体化のために策定を。 人権尊重の社会づくりに関する施策の基本方針は、足利市人権推進審議会の意見を聴いて定めることになりますので、その際、ご意見を尊重し実現に努めます。

 

 オ その他
 ご意見の内容(要旨)意見数ご意見に対する市の考え方
人権問題は部落問題、女性問題、障害者問題、外国人問題、高齢者問題、個人情報等具体的に指し示すことが大事です。 今日、様々な人権課題が存在しておりますが、この条例は、それらを包括的にとらえ、広く人権尊重の社会づくりを推進するための基本的精神を規定するものであると考えています。
犯罪の問題も人権問題としてとらえることが必要です。
条例を守るために、罰則規定が必要です。 この条例は、人権が尊重される社会づくりについて、市および市民の決意と責務を明らかにするとともに、推進するための基本となる事項を定めたものであり、法的強制力のない努力義務を規定した推進宣言条例としての性格を持つものと考えています。
市民の意見がきちんと通るようにしてほしい。 パブリック・コメント(市民の意見募集)制度を活用するなど、市民の意見を反映できるよう努めてまいります。
この条例は抽象的で何のためのものなのか不明確です。 この条例は、人権尊重の社会づくり推進のための基本的精神を規定するものであり、具体的な施策については、基本方針策定後それに基づき検討したいと考えています。
健常者、障害者など、あらゆる人が協力して人権文化を築くためにも条例は必要です。15ご意見としておきかせいただきました。
人間が人間らしく生きていける社会を作るためにも条例は必要です。14ご意見としておきかせいただきました。
子どもを犠牲にしない社会を築くために条例は必要です。11ご意見としておきかせいただきました。
子どもの教育や地域の人間関係の改善に役立つので条例は必要です。ご意見としておきかせいただきました。
10人権侵害をなくすために条例は必要です。ご意見としておきかせいただきました。
11日本固有の人権問題である同和問題解決のため条例は必要です。ご意見としておきかせいただきました。
12共に生きる社会を築くため条例は必要です。ご意見としておきかせいただきました。
13人の命を守るため条例は必要です。ご意見としておきかせいただきました。
14基本的人権の享有を保障することは地方においても必要です。ご意見としておきかせいただきました。
15人権意識の高揚を図るため条例は必要です。ご意見としておきかせいただきました。
16条例の必要性は認めます。しかし、守ることが大切です。ご意見としておきかせいただきました。
17「人権教育のための国連10年」の具体化のために条例は必要です。ご意見としておきかせいただきました。
18高齢者が安心して暮らすため条例は必要です。ご意見としておきかせいただきました。
19人権政策確立に向けて条例は必要です。ご意見としておきかせいただきました。
20男女共同参画社会基本法推進のためにも、この条例は必要です。ご意見としておきかせいただきました。
21同和問題を解決できないから、必要ない。ご意見としておきかせいただきました。

(5)基本骨子の修正箇所

修正箇所
 修正前修正後
第 3
市民の責務
 市民は、自分の人権のみならず他人の人権についても正しく理解し、人権を相互に尊重し合い、自らが人権尊重の社会づくりの担い手であることを認識して、人権意識の向上に努めるものとします。1 市民は、自分の人権のみならず、他人の人権についても正しく理解し、人権を相互に尊重しなければならない。
2 市民は、自らが人権尊重の社会づくりの担い手であることを認識して、家庭、学校、地域社会、職域などあらゆる場において、人権意識の向上に努めるものとします。